Benny'sDialy
イラスト

Posted on July 28,2019

渋谷スクランブルスクエア第Ⅰ期(東棟)

渋谷駅前が、迷子になるくらい変貌しているのはご存じの通り。
以前取り上げたストリーム・ビルに続くスクランブルスクエア・ビル(地上47階)が、大分出来上がってきたようです。
Shibuya_Scrumble-Hikarie_02
画面中央が、その『スクランブルスクエア』。奥が以前とりあげた『ストリーム』、左が『ヒカリエ』、右寄り奥に見えているのは『セルリアン・タワー』
スクランブルスクエアのオープンは。今年の9月だそうな。。。

http://cityup.jp/info/2019/04/991/

ん~、ヒカリエの場所には、かつて坂倉準三・設計の東急文化会館がありまして、拙は、ここに入っていた東急プラネタリウムや巨大映画館のパンテオン、安価に名作を上映する東急名画座、地下にあった東急レックスでやっていた東急文化寄席が大好きだったのでした。そういや、東横落語会も、画面右奥の東急百貨店東横店の8階でやっていたなぁ。。。
情報では、この東横店も2020年3月で営業終了だとか。ま・・・東館にあった東横のれん街も、マークシティに移っちゃっていたから風前の灯火ではあったわけですが、跡地には渋谷スクランブルスクエア2期棟が建設される予定だそうで、高層ビルだらけになるんですねぇ。
んま、変わり果てた今のシブヤは違和感以外ありませぬ。
画材・額縁のウエマツが画面左下で頑張っているのが救い・・・?

Posted on July 25,2019

ショーン・タンの世界展

2006年に移民をテーマにしたグラフィック・ノベル『アライバル』を発表して、衝撃を与えたショーン・タン。
彼の全面的な協力のもとに開催される日本初の大規模な個展の会期終了が迫って来たので、慌てて見に行ってきました。
Shaun Tan_01

http://www.artkarte.art/shauntan/

http://www.shauntan.net/books.html

会場は『ちひろ美術館』ご存じの通り日本を代表する絵本作家の岩崎ちひろさんの個人宅跡に建てられたこじんまりとした居心地の良い美術館です。
ChihiroMuse
今回の展示は、『アライバル』から彼が最初に絵と文を手がけた絵本『ロスト・シング』。さらに最新作までの原画と習作のほか、スケッチ、映像作品、変な生き物をかたどった立体作品も含め約130点の作品を網羅した充実の内容。
Shaun Tan_02 テキストを使わずに緻密にイメージを組み立ててつくり上げた『アライバル』は世界中の人々を驚かせました。もちろん拙も衝撃を受けた一人なのですが、今回、原画を見て、その緻密なトーン描写に改めて感銘を受けました。
Shaun Tan_03
Shaun Tan_04
Shaun Tan_04B
レイアウト・スケッチと原画が展示されていて、タンの創作過程もうかがい知ることができます。
Shaun Tan_05
Shaun Tan_05B
日本漫画のネームにあたるレイアウト・シートは・・細かい!しかし各シーンの構成がキチンと描かれています。
Shaun Tan_06
もちろん出来上がりの原画の濃密なトーンはいうことなし。
Shaun Tan_06B
改めて、このクォリティを保って大作を描きあげたことに感服しました。
Shaun Tan_07
Shaun Tan_09
彼の作業場の複製も展示されています。
Shaun Tan_10
立体作品も何点か展示されていました。
Shaun Tan_08_Erick
ミニブックで人気のエリック↑
Shaun Tan_11_LostThing
アカデミー賞短編アニメーション賞を受賞したLostThingsもスケッチから映像まで多数展示。
Shaun Tan_12_BubbleFish
油彩も多数展示さており、タンの色々な世界が満喫できます。

今度の日曜日(28日)までの会期ですが、巡演し、9月には京都で見られます。畿内の方はぜひ!
駅併設の美術館ですから、見逃した関東の方も新幹線で行く価値はあるでしょう。

Posted on July 23,2019

奥山玲子展と高畑勲展(なつぞら・・関連?)

現在放映中の、NHK朝の連続ドラマ「なつぞら!」
主人公・奥原なつのモデルが、拙も知己のある小田部羊一さんの御奥様=元東映動画の奥山玲子さん。動画考証に小田部さんが当たっていることもあって、拙も視聴しております。(ちなみに奥山さんにも生前、何回かお会いしてキューバ音楽のお話をしたりしました)
今回のドラマは、奥山さんや東映動画はあくまでもストーリー上のヒントという事にはなっているようですが、その割にはあまりにも史実にニアミスのところが多く、当時をリアルタイムで体現している拙としては、なかなか微妙なところもあったりします。
丁度、ドラマ上では『明らかに』奥山さんがモデルの「なつ」と、高畑さんがモデルの「一久」さんが急接近。あれ!?小田部さんは・・・?という展開になっているわけですが、、、、、
期せずして、このお二方の展示が開催中。なつぞら効果という事でもないようですが、いずれにせよ黎明期からの日本のアニメーションに光が当たるのはうれしいですね。というわけで見てまいりました。

奥山玲子さんの展示は、
<「なつぞら」放送記念> 奥山玲子の世界–黎明–
吉祥寺の一風変わった書店のギャラリーで開かれています。

http://www.100hyakunen.com/news/info

ADBOARD
虹の架け橋
(↑ちなみに、この「虹のかけ橋」は「わんぱく王子のおろち退治」として公開されました)

書店併設のギャラリーでのこじんまりとした展示ですが、若き日の奥山さんの東映動画時代のスケッチから晩年の銅版画作品まで展示されています。
スケッチ
赤ずきん
わんぱく王子
ニーナ

特筆ものは「ヘンゼルとグレーテル」のスケッチボード↓
ヘンゼルとグレーテル_スケッチボード
ドラマの中で「なつ」が制作した短編の元ネタですね。キャラクターが活き活きとしています。
開催に向けて画集が編纂されているようですが、間に合わなかったようです。楽しみに待ちましょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて、一久さん=高畑勲さんの展示は東京国立近代美術館で開催されています。

『高畑勲展─日本のアニメーションに遺したもの』

https://www.momat.go.jp/am/exhibition/takahata-ten/

takahata_A4tate_H1ol_190328s
高畑さんが残された数々のメモや資料と併せて、制作されたコンテやレイアウト・シート、原画、動画、映像上映など、立体的に紹介されています。

takahata0520-1A
takahata0520-2A
奈良美智さんとのコラボも展示されていました。
takahata0628A
膨大な考察と情熱がよくわかる展示で、改めて偉大な人を失ってしまったと思います。
※小田部さんは、音声ガイダンスでも登場。普段は借りない私も今回はレンタルしてお声を聴きながら鑑賞しました。
_DSC4344
最近の美術展のお約束の撮影コーナーは「アルプスの少女ハイジ」のジオラマ。
年甲斐もなく、撮影してきました。

二つとも、ぜひご覧あれ。


伊藤あしゅら紅丸 Ashura Benimaru Itoh「Benny's Arcade」